1948-06-10 第2回国会 参議院 通信委員会 第12号
然るに政府は大金持のために多額の國家豫算を濫費しながら、一方我々のために大切な六・三制や通信事業の豫算を使うことなく、國家財政の困窮に名を藉りて、官業の獨立採算制を唱えて値上げしようとしている。他の物價が上つたからといつて料金が値上げされれば、又物價の高騰することは火を見るよりと明かである。」と謳つておるのであります。
然るに政府は大金持のために多額の國家豫算を濫費しながら、一方我々のために大切な六・三制や通信事業の豫算を使うことなく、國家財政の困窮に名を藉りて、官業の獨立採算制を唱えて値上げしようとしている。他の物價が上つたからといつて料金が値上げされれば、又物價の高騰することは火を見るよりと明かである。」と謳つておるのであります。
そうしてこれらの官廳においては、いわゆるオーバー・タイムの給與のことを提燈、ランターン、こういう言葉を使つておつて、お前の提燈は今月はいくらぐらいになるかというようなことが、殆んど通用語になつておるというような記事か出ておるのでありますが、この賃金の支拂の、今度できておるいわゆる準則から見ても、それから國家豫算の立場から見ても、こういつたように若しオーバー・タイムの給與支拂というものが非常に高額に上
六三の教育費、義務制の教育費を實施いたしますのに財源がない、或いは國家豫算において不足しているので豫定通りの豫算が上げられないのであります。ところが實際教育の面、現場へ参りますというと、國家で豫算を呉れなくても入用な教室は造らなければならんのであります。入用な机、腰掛は造らなければならんのであります。
即ち勞働組合の方が二千九百二十圓では生活ができないと非常に強く主張しておつたのに對して、國家豫算の建前から結局國に金がないということで、食えないけれどもこの點で總額は行こうということに一應の態度が表明されておる。この方が國家的に見て重要なのか、或いはこの一月と三月分だけの暫定の、而も四百二十圓という額をどうするか、こうするかというような問題ですね。
今までとは違つた豫算で、國家豫算の面はごく簡單に相なつておるのでありますけれども、實際中にまいりますと、内部豫算をおもちになりまして、大體今までと同じ氣持で科目に從つて運營されておるのでありまして、發生主義をとり、企業的にすべての諸帳簿をつけていく上において、内部豫算に縛られながら、しかもこの複式の簿記によつて事を處理されていかれるということには、非常な御努力をなさつておられるようでありまして、會計檢査院
かかつたならばそれだけをとつてくるのだという考えで均衡を保たれるようなお考え、もちろん意識的にそう強くお考えになつておるとは、今年度のいろいろな國家豫算の査定の方針に際しておとりになつた立場から見ても、そうは考えませんけれども、無意識的にどうもこういう敗戰後のいろいろな事態であるから、各省からこういうこともしてくれ、ああいうこともしてくれと言つて、いろいろな豫算の請求が出てくる。
從いましてロシアと比較してイギリスが投資にどれだけの力を注いでおるかということを見ますには、國民經濟全體の、いわゆる國家豫算的な考えをもちまして、政府の豫算だけではなしに、國民經濟全體の豫算の收支を總合いたして見なければならぬのであります。
しかも大藏省から、あるいは國家豫算から今度逓信關係の方に來るときには、事務取扱費といつて、まつたくの實費程度のものしかこつちにもどつてこないのであります。從つてそういう點を明らかにしないと、逓信事業の獨立採算制の問題、あるいは逓信事業から出ている二十五億の赤字の問題というようなことがはつきりとしてこないのであります。
初めから足りないことが分つておるならば、当然今回の追加豫算の中に組むべきでありまして、私がちよつと單純に考えますのに、追加豫算というものは、國家豫算の中で足りないものを追加補正するものであると思います。
資金と物動との間に、國家豫算が適當に調整されていない限り、國家豫算の適正、國家豫算によつて期待するところのものは、ほとんどあり得ないということができると思われます。先ほども申し上げましたが、建設豫算と運轉豫算との關係につきまして、建設豫算はいわば長期豫算。
これらが國家豫算の上におきまして、あるいはまたその肥料の消費者に對しまして、大きな影響があるのであります。
しかし何分にも、委員各位十分御承知のように、國家財政の逼迫した折でありますから、全額を國庫負擔という、一應の建前は了承されるのでありまするが、實質的に、今日の國家豫算におきまして、この新しい六・三制の完全實施を全額國庫負擔とするということは、實際面において非常に困難があるようであると存ぜられます。
文相は先の國會において、將來の日本は國家豫算の五〇%の文化費を計上すべきであるが、現在はその過程であるからというお言葉がありました。文化國家に成り立つためには、五〇%の文化費を考えておられる大臣であるのでありますので、少くとも現在の進行過程においてはそれに進みつつあるところの誠意と努力とをお續け願いたい。
今豫算編成中であろうと想像しますから、國家豫算につきましては、まず全貌を拜承いたしまして御質疑をいたしまするが、ただ、ただいま仰せの通り、地方財政の問題で各地方府縣におきましては、いずれも既決の豫算がございまして今日まで進行しております。
これを實現いたしますための點については、今、一例として東京都の例をお示しになりましたが、そういう面におきまして、國家豫算以外に美術館として適當なる建物を建て得る、あるいは既存の建物を美術館になし得るという點がありますれば、これはもちろん全力をあげてそれの實現を期したいと思います。